ANAの機内Wi-Fi、無料でも動画鑑賞できるように　全クラス

　ANAは、国内線・国際線の全てのクラスで、機内Wi-Fiサービスを拡充した。無料で動画も視聴できる通信品質になった。

国内線

　国内線は、13日に通信帯域が拡大され、YouTubeなどのストリーミング配信による動画視聴サービスが利用できるようになった。Amazonプライムビデオ、Netflixなどもユーザーが契約していれば視聴できる。

　今回のサービス拡充に伴い、ユーザー自身のデバイスでネット上のコンテンツを利用出来るようになることを踏まえ、個人シートモニターのない国内線機材での「オーディオサービス」が6月末で終了となる。

　対象機材は国内線が「Dash 8-400」を除く国内線機材と「A320neo 146席（国内線のみ）」。

国際線

　サービスを休止していた「B767-300ER（202席）」では、米Viasatの最新機器へ改修される。これにより8月に順次サービスが再開し、全クラス無料で高速機内Wi-Fiサービスが提供される。

　当面は「B767-300ER（JA625A）」1機のみでサービスを開始し、2025年度内に3機、26年度内に全6機で、無料での高速な機内Wi-Fiサービスが提供される。

　今後導入される新造機とB767-300ER以外の既存機についても2030年末までに8割以上の国際線機材で全クラス無料で高速インターネット環境を整備していく計画が示されている。